ズーンと気持ちが重く沈む前に対処|うつ病治療薬の大きな効果

併用して治療

抗うつ剤と睡眠剤によるうつの治療

うつ病の治療には主に坑うつ剤が使われます。基本的には1種類の坑うつ剤ですが、症状に応じて坑不安薬や睡眠剤などの薬も用いられます。それでも十分な効果が得られないうつ病の場合は、坑うつ剤と並行して気分安定剤、あるいは坑精神病薬などの薬を使用する治療を施します。 坑不安薬で最も多く使用されるのが、ベンゾジアセピン系およびチエノジアセピン系と呼ばれるものです。この二つは構造の違いが多少あるだけで、ほぼ同じ種類のものです。種類は同じであっても、3時間ほどの短時間の持続効果があるものから、12時間以上効果が続くものまでさまざまなものがあり、患者の症状により使い分けられます。 睡眠剤は、うつ病患者に多い不眠を解消するものです。睡眠導入剤と呼ばれることもあり、これによりよく眠れるようになれば、うつ病の症状もいくぶん緩和されます。

強化療法によるうつの治療

坑うつ剤による治療でもなかなか効果の出ないうつ病患者に対しては、その他の薬を併用した「強化療法」を行うことがあります。これはあくまでも、坑打つ剤に反応しない患者に対して行われますので、坑うつ剤である程度の効果がある患者に対して施すと、かえって逆効果になりますので、慎重に用いる必要があります。 強化療法には、炭酸リチウムやバルプロ酸などの「気分安定剤」に分類されるものが主として用いられます。その他、坑精神病薬が坑うつ剤に併用されることもあります。 また、漢方薬が使用されることもあり、患者によっては効果を示す場合があります。どの治療法を用いる場合にも、目的や効果、安全性などを十分理解した上で施すことが重要で、有効性だけでなく、副作用などの安全性にも気をつける必要があります。